賃貸物件を借りる時に
契約形態で普通借家と定期借家と
2種類があるのはご存知ですか？
意味が分からないからあまり気にしなかったという方！！
ちょっと危険です！
そこで、「普通借家」と「定期借家」について説明したいと思います。
普通借家：
一般的な賃貸借契約を結ぶ時の方法はこちらかと思います。
契約期間を1年以上で設定して更新ができる契約です。
2年で設定することが多いのではないのでしょうか。
借主からの中途解約の場合は、解約予告期間を定めたり
支払う金銭を定めて直ちに解約できたりするかと思います。
その反面、貸主からの解約は正当事由がないとできません。
法律上、少し借主が有利なものになっているんですね。
しかし、契約には特約を定める事が出来る為
契約時には少し注意が必要です。
定期借家：
定期借家とは、期間を定めて賃貸契約をすることを言います。
普通借家の場合は、貸主からの解約は正当事由がないと
できない事は説明しました。
このために、貸しに出さずに空き家になる可能性が発生したため
2000年に「良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法」で
期間を定めて契約を終了する定期借家制が導入されました。
色々なケースが考えられますが、
取り壊しをして建て替える事が決まっていたり、転勤で家を離れる期間だけ
賃貸募集をしているなどが多い理由ではないでしょうか。
最近では、家賃滞納や近所トラブルなどの対策として
最初から定期借家で貸し出す賃貸物件もあります。
契約期間が一定の為、相場より少し安い事が多く
上手に活用できればかなり良い条件（家賃面）で借りられるので
検討範囲に入れてみてはいかがでしょうか。
